- first dialogue -
初めて訪れる街




「ねぇ、ちょっといいかな?」
 僕と目が合った女の子は、そう話しながら近づいてきた。


「聞こえてる?」
「あ、うん。聞こえてる…」
 気持ちの高ぶりを感じ、無言で彼女を見ていた僕は、彼女の言葉に小さくうなずく。
「その、今は暇だから。すっごく暇。それはもう、ここで転がっちゃうほどに……」
 自分の幸運に感謝して思わずはしゃいでしまった僕に、彼女は少し困った顔をする。
「転がられても困るよ」
「うん。僕も困る」
「……」
 女の子の沈黙。
 僕は彼女に引かれたのではないかとちょっと不安になったけど、女の子は気にせず
話しかけてきた。
「あなた、ここでずっと待っていたの?」


 その後、僕は彼女と同じアパートに住む事になると知る。
 そんな出会いから始まるストーリー







でも、


まさか……




















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